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頸椎椎間板ヘルニア

「頸椎症」と呼ばれる骨の変形から生じることが多く、重症例になると、脊髄を圧迫する「頚椎症性脊髄症」と呼ばれる疾患になることがあります。ここでは、頸椎部が原因で手がしびれる疾患について述べていきます。

首を後ろや横に倒したときに腕に痛みやしびれが走るという症状が出る場合には、頸椎椎間板ヘルニアを疑います。何気なく首を動かしたとき、動きにくいなどといった症状が出る場合もあります。そういった場合に、どのような現象が起こっているのかというと、下の図の様なことが頸椎で起こっていると考えられます。
 

椎間板の異常信号が生じた場合、肩甲骨周囲や首の周辺の筋肉の緊張をもたらします。つまり、肩こりや肩甲骨周辺の痛みの原因の一つには、椎間板が原因である可能性もあるのです。 

よって肩周辺や、肩甲骨周りに痛みがある場合、実は首に原因があることが多く、そして後頭部周辺の痛みや、しびれ感も 、頸椎が由来であることが多いのです。

首を後ろへ倒すような動作をすると、椎間板の圧が増強し、後方にある脊髄や神経根を圧迫します。
 

骨棘による神経圧迫

骨の辺縁がとがっている部分を骨棘(こつきょく)といいます。

骨棘が形成された椎体では、椎間関節も摩耗して、変形をきたしています。赤い丸で囲んだ椎間孔が骨棘と椎間関節の変形により、椎間孔が狭まってるのがわかります。 

 

猫背でのデスクワークや、寝転がってテレビを見る、荷物を片方の肩にかける、腹這いで本を読むなどの姿勢は首にとっての負担が大きく神経症状を悪化させます。

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